厚生労働省は、新たな労働災害（労災）防止計画のなかで、災害多発業種のひとつとして陸上貨物運送事業を指定し、労災対策を強化する。労災全体の発生件数が減少傾向にあるなかで、運送事業の労災は横ばいだ。製造業などに比べ労災の程度は軽いものの、同省は荷役作業の労働災害防止対策や、トラック運転手に対する安全衛生教育の強化、荷主による取り組みの強化の３分野で対…