新興国市場を取り込めば自動車産業はまだまだ高成長が持続できる一方で、新興国を攻める難しさも否定できない。今度のスズキのインド子会社「マルチ・スズキ」の工場で起こった暴動事件はこうした一面が表面化した事例といえよう。日本や先進国の成功事例が新興国では通用しないケースが少なくなく、また進出先の国・地域により基盤となるインフラ整備や文化もまちまちだから…