円高に苦しむ日本メーカー。国内需要の活性化で収益基盤の維持・向上を図る

2011年は、文字通りの激動の1年だった。3月11日の東日本大震災、夏の電力不足、タイでの洪水被害などが発生。さらに1年を通じて自動車産業が悩まされ続けたのは、歴史的な超円高だった。08年のリーマンショックから立ち直りつつあった日本の自動車産業だったが、これらの未曽有の出来事に業界全体で対応に追われた。今、新たな年に向け、未曽有の経験を糧として、…