環太平洋経済連携協定(TPP)への交渉参加をめぐって国論が二分している。今月12~13日に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、TPPの大枠合意がなされるからだ。民主党はかねてTPP参加に前向きで、野田佳彦首相も交渉参加を表明していたが、ここに来て農業団体などの猛烈な反対を背景に、党内の意見は大きく割れている。国益に多大な影響を…