東北地方で認証工場「陸奥自動車整備」を営む高木昌哉会長。三年前の決断を思い出すと「今でも苦いものがこみあげてくる」と言います。社長の座を息子に譲ろうと決めたところ、自分の片腕でもあった工場長が辞めると言い出したのです。工場長は高木さんより7歳年下で、営業で外を飛び回る高木さんに代わり工場運営に目を光らせる「番頭」のような存在でした。高木さんとして…