三菱の近代洋画コレクションは、明治期は外光派の画家で結成された白馬会系の画家が多い。創業者、岩崎彌太郎(1835―1885)が土佐藩出身のせいか、西南雄藩の画家も多く見られる。黒田清輝は薩摩藩、久米桂一郎は鍋島藩、坂本繁二郎が久留米出身など。黒田清輝(1866―1924)の「摘草」は遠くに山の見える草原で黒っぽいケープを着た婦人が少女と共に草を摘…
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三菱の近代洋画コレクションは、明治期は外光派の画家で結成された白馬会系の画家が多い。創業者、岩崎彌太郎(1835―1885)が土佐藩出身のせいか、西南雄藩の画家も多く見られる。黒田清輝は薩摩藩、久米桂一郎は鍋島藩、坂本繁二郎が久留米出身など。黒田清輝(1866―1924)の「摘草」は遠くに山の見える草原で黒っぽいケープを着た婦人が少女と共に草を摘…
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