燃料を燃やした際に発生するエネルギーのうち７０～８０％を熱として捨てている内燃機関には、まだ燃費向上の余地が残されている。その技術の方向性は、大まかに二つに分けられる。一つは燃焼効率を高めること、もう一つはクルマから排出される熱エネルギーを回収、再利用してエンジンの負担を減らす手法だ。いずれにしても既存システムの代替や装置の追加に伴うコストが生じ…