「マラソンに例えると、今回、トヨタは、レースの先頭集団にいたのですが、つまずき、大転倒してしまいました」。1日の入社式でトヨタ自動車の豊田章男社長は1250人の新入社員を前に、一連の品質問題について分かりやすい比ゆを用いた。2010年度、トヨタは新たなスタートを切った。最優先課題として「お客さまの信頼を取り戻すこと」をあげ、そのために商品づくりや…