金融危機による世界需要の急減を受け、前期は26期ぶりの最終赤字に転落。秋には梶川隆社長が電撃的に引責辞任し、後任の戸上常司会長(当時)も病に倒れるなど混乱も続いた。次期社長に内定した柳弘之・上席執行役員は二輪車生産畑が長く、インドや中国事業の経験も持つ。新体制下で、まずは今期中の黒字転換を必達目標に掲げる。―二輪車の全需見通しは「新興国が伸びてい…