日本自動車工業会(片山正則会長)が発表した2025年4~9月の自動車輸出台数は、前年同期比1.2%減の204万2055台と、2年連続のマイナスだった。トランプ米政権の追加関税影響が重なった米国向け輸出は、同3.4%減の65万4233台だった。特にトラックが同61.6%減の7032台と大きく落ち込んだ。

 車種別の輸出は、乗用車が同1.6%減の183万5672台、トラックが同2.4%減の14万7559台、バスは同16.3%増の5万8824台だった。地域別では、米国を含む北米が同1.0%減、中近東が同0.5%減、欧州が同2.7%減となった一方、アジアは同3.7%増、南米も20.2%増となった。9月の輸出実績は前年同月比2.1%減の36万2672台。米国向けは14.4%減の10万66台となり、3カ月連続のマイナスとなった。

 8月の国内生産は前年同月比0.4%増の54万3212台と2カ月ぶりに増加した。