24日に練習走行を行うMコンセプト

ミッドシップGRヤリスがデビュー。トヨタ自動車は、10月25、26日に岡山国際サーキット(岡山県美作市)で開催される「スーパー耐久シリーズ」第6戦に、ミッドシップ4WDの実験車両「TGRR GRヤリス Mコンセプト」を実戦投入する。当初は7月末の第5戦オートポリス大会に出場予定だったが、開発上の理由で欠場。今回、フロント開口部の形状変更やエアダクトの付いた前後の大型フェンダーの装着など、熱対策をはじめとするさまざまな改良を加えた実験車両を走らせる。

Mコンセプトは、開発中の直列4気筒2リットルターボエンジン「G20E」を車両後方に搭載するミッドシップマシン。今年1月に開催された「東京オートサロン2025」で初公開した。

レース初参戦に当たり、カラーリングもカモフラージュ(擬装)から実戦仕様に変更。トヨタ・ガズー・レーシング(TGR)と、豊田章男会長がオーナーを務めるルーキーレーシング(RR)が融合したチーム「TGRR(トヨタガズールーキーレーシング)」のカラーに変更した。