フェラーリジャパン(ドナート・A・ロマニエッロ社長、東京都港区)は20日、伊フェラーリが一人の顧客のためにデザインし、生産したワンオフモデル「SC40」を公開したと発表した。「296GTB」の構造やシャシーをベースに製作。V型6気筒エンジンをミッドシップに搭載した後輪駆動のモデルとなる。
デザインは、1987年に発表したスーパーカー「F40」を想起させるシャープで角張ったラインを取り入れながらも、柔らかな面と融合するデザインに仕上げたという。足元やシート背面、フロアマットの一部には、「カーボン・ケブラー」素材を採用した。外装色は専用開発のホワイト。
実寸デザインのモデルは、伊マラネッロのフェラーリ・ミュージアムで展示されている。