いすゞ自動車は9日、電気自動車(EV)の路線バス「エルガEV」が大阪・関西万博会場のシャトルバスに採用されたと発表した。バス運行事業者3社に計29台のEVバスを納入し、13日から10月13日までの会期中に運行する。

 大阪・関西万博では、いすゞやEVモーターズ・ジャパン(佐藤裕之社長、北九州市若松区)がEVバスを納入するほか、日野自動車などが合成燃料を使用したシャトルバスを走らせる。

 エルガEVは、2024年11月に量産を開始した。駆動用電池をルーフと車両後端に、駆動用モーターをリアアクスルの左右に搭載することで、一般的な路面バスにある床面の段差をなくしたのが特徴だ。ディーゼル車から乗り換えても違和感がないよう設計されているという。