トヨタ自動車は3月14日、ばね部品などを手掛ける中央発條の藤岡工場(愛知県豊田市)で発生した爆発事故に関連し、堤工場の2ラインについて15日1直の稼働を停止すると明らかにした。トヨタは稼働停止の理由を「(中央発條の)堤工場向けのラインで、設備のアラートによる確認作業が発生したため」と説明している。

堤工場の停止するラインでは「プリウス」「プリウスPHEV」「カローラ」「カローラスポーツ」「カムリ」「クラウン」を生産している。

15日2直については当初から非稼働で、17日1直以降は通常稼働を予定している。

6日午前8時頃に発生した中央発條の爆発事故では、従業員1人が死亡、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。その後、設備点検と動作確認が完了し安全な状態を確認したため、11日午後3時から被災したライン以外のすべてのラインで生産を再開していた。