爆発事故が発生した藤岡工場(愛知県豊田市)
中央発條は3月12日、同社の藤岡工場(愛知県豊田市)第3工場で発生した爆発事故により停止していた生産ラインについて、11日15時から被災したライン以外での生産を再開したと発表した。設備点検と動作確認が完了し、安全な状態が確認されたため。
藤岡工場では、コイルばねの生産ラインが7ラインあり、被災した1ラインを除くすべてで生産を再開した。
また、藤岡工場内で代替生産が可能な製品については生産を開始しており、部品供給が滞ったことにより稼働を停止している納入先に対応する。同社は「安全最優先の生産体制で稼働再開を進めている」とコメントした。
中央発條では、6日午前8時頃、藤岡工場の第3工場内の冷間コイルラインの集塵機で爆発事故が発生した。従業員1人が死亡し、2人が負傷。建屋も屋根など一部が損傷した。
(2025/3/12更新)