ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、長谷川正敏社長、東京都港区)は27日、「MINI(ミニ)」の高性能モデル「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」として初の電気自動車(EV)を発売した。3ドアの「クーパー」がベースの「ワークスE」と、2024年に販売を始めたEV「エースマン」が基となる「ワークスエースマンE」の2車種。納車は6月以降になる見込み。
両モデルとも駆動用のリチウムイオン電池の容量は54.2キロワット時。スペックは最高出力が190キロワット、最大トルクが350ニュートンメートルで、追加で約20キロワットの出力を10秒間供給する「Eブースト」機能を備えるなど、走行性能を高めた。一充電による走行距離はワークスEが421キロメートル、エースマンEが403キロメートル。価格はワークスEが616万円。ワークスエースマンEが641万円(消費税込み)。
同社はミニを24年から新世代車に切り替えていたが、今回ですべてが出そろったという。長谷川社長は「内燃機関、EVと多くのパワートレーンから顧客に選択してもらえる」と述べた。