ホンダと日産自動車は1月31日、2月中旬までに経営統合の方向性を示すと明らかにした。これまで1月末を目安にしていたが、統合の前提となる日産の経営再建策が固まっていないことから、判断時期を遅らせるとみられる。三菱自動車も2社の方向性が定まった段階で合流を判断する方針だ。

ホンダと日産は「統合準備委員会でさまざまな議論を進めている。2月中旬には方向性を発表したい」とコメントした。三菱自も両社の決定を受けて「現段階でさまざまな可能性を検討しており、方向性が定まった段階で発表したい」と改めて声明を出した。

ホンダと日産は昨年12月に、25年6月の最終合意を目指し、経営統合の検討に入ると発表。統合の前提となる日産の経営再建策の実効性をホンダが見極めた上で、本格的な協議を始める予定としている。