トヨタ自動車は、「アルファード」など計2車種のオルタネーター(発電機)と車体(ボンネットモールディング)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象は2014年12月6日から23年4月24日に生産した計43万4520台。

 発電機のクラッチ付プーリで、エンジン振動に対する耐久性の検討が不十分なため、長時間のアイドリングや特定のエンジン回転での走行を繰り返すと、プーリ内部のクラッチが摩耗して破損することがある。異音や充電警告灯が点灯し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行中エンストする恐れがあるなどとしている。

 全車両についてプーリの形状を点検し、該当する場合は対策品と交換する。

 またトヨタは、「アルファード」など計8車種の燃料ポンプに不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は17年7月6日から19年9月10日に生産した計5万4577台。

 低圧燃料ポンプの一部で、成形条件が不適切なため樹脂密度が低くなり、燃料によって変形。ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストする恐れがある。全車両について低圧燃料ポンプを対策品と交換する。