トヨタの豊田章男会長
自工会の片山正則会長
全軽自協の赤間俊一会長
スバルの大崎篤社長
自販連の加藤敏彦会長
日産の内田誠社長兼CEO

スズキの鈴木修相談役の訃報を受けて、各界から追悼の声が上がっている。

 

〈トヨタ自動車 豊田章男会長〉

鈴木修相談役は、ご自身のことを「中小企業のおやじ」と言われていましたが、私から見れば、日本の軽自動車を発展させ、国民車にまで育て上げられた憧れのおやじさんでした。

2016年の共同記者会見で修さんは「経営者には『これで一段落』ということはない。経営者である以上、チャレンジすること、社会のために経営するということは、いつまでたっても変わらない」ときっぱりお答えになりました。

40年近く、スズキのトップを務められ、軽自動車という日本独自のクルマ文化を守ってこられた経営者としての覚悟。厳しい競争を生き抜いてきた、そしてこれからも絶対に生き抜いていくという気迫を肌で感じました。

ご退任発表時の言葉は今も心に残っています。「生きがいは仕事です。挑戦し続けることは人生ということでもありますから、皆さんも仕事をし続けてください。バイバイ」。

いつの日か修さんに「ありがとう」と言ってもらえるよう、日本のため、未来のために仕事をしてまいります。

私の憧れの経営者であり、憧れのおやじさん。ありがとうございました。

 

〈日本自動車工業会 片山正則会長〉

鈴木修相談役のご逝去の報に接し、日本の自動車産業の発展と、積極的な海外展開を通じた自動車産業のグローバル化への貢献を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

 

〈全国軽自動車協会連合会 赤間俊一会長〉

長年にわたり、軽自動車業界を牽引されてこられたスズキ相談役鈴木修氏のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみを申し上げます。

鈴木修氏は、1970年代には低迷していた軽自動車業界において、社長として陣頭指揮を執られ企画したスズキ・アルトを全国統一価格47万円で発売し、軽ボンネットバン市場を拡大するなど、今に続く軽自動車市場の隆盛への多大な貢献は語りつくせません。

また、長く日本自動車工業会の軽自動車特別委員会委員長を務められ、当連合会に対しても多くの助言をいただくなど、軽自動車制度の発展と維持のためにご尽力いただきました。

鈴木修氏の多岐にわたるご活躍を偲ぶとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

〈スバル 大崎篤社長〉

鈴木修相談役ご逝去の報に接し、哀悼の意を表すとともに、謹んで心よりお悔やみ申し上げます。故人が長年にわたって我が国の自動車産業の発展に尽力され、多大な功績を遺されたことに改めて敬意を表し、深く感謝を申し上げます。

 

〈日本自動車販売協会連合会 加藤敏彦会長〉

鈴木修相談役の訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。我が国自動車業界における偉大な経営者であり、日本の自動車産業の国際競争力強化に大変なご尽力をされました。ここに生前のご功績に敬意を表し、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

〈日産自動車 内田誠社長兼CEO〉

鈴木修氏のご訃報に接し、日産自動車を代表し、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心から哀悼の意を表します。同氏は、長きにわたり経営トップとして強いリーダーシップを発揮され、自社の成長にご尽力されただけでなく、日本独自の規格である軽自動車の普及や日本の自動車業界の発展に多大な貢献をされました。故人がこれまで経営者として残された多くの功績は、自動車業界の歴史に深く刻まれることと信じております。

(2024/12/28更新)