マツダは「CX-60」を一部改良し、9日から予約を始めたと発表した。発売は2025年2月21日を予定する。足回りの見直しなどにより操縦安定性や乗り心地を向上。合わせてグレード体系も見直した。
ダンパーの変更など足回りのチューニングを見直したほか、電動パワーステアリングや四輪駆動の制御にも手を加えた。騒音・振動対策として自動変速機(AT)の制御も改良した。
機種体系も見直す。ディーゼル車は2グレードを廃止し、新たに「XD SP」を設定。プラグインハイブリッド車(PHV)は4グレードを3グレードにまとめた。マイルドハイブリッド車(HV)には特別仕様車「XD-ハイブリッド トレッカー」を用意する。
価格は326万7千円(消費税込み)から。2.5リットルガソリンエンジン車は4万円超の値上げとなるが、その他は据え置きか、従来よりも安価に設定した。
同車は22年9月の国内発売後、異音などの指摘を受けて主にソフトウエアなど制御面の改良で対応していた。今回の商品改良ではハード面も見直し、性能向上を図った。