多様なモビリティがデータを共有すると、安全性向上や開発の効率化につながる

速度変化やワイパー作動の有無、急制動をかけた場所―走行中のクルマから得られるデータは、渋滞や気象、事故多発地点などの推計に役立つ。以前から「プローブ(探針)カー」と呼ばれ、官民でさまざまなシステムがすでにある。こうした車両データを業界横断で活用するのが、独ロバート・ボッシュの「モビリティ・システム・アーキテクチャ(MSA)」構想だ。ボッシュはクル…