是正命令書を受け取る豊田自動織機の伊藤浩一社長(右)

 国土交通省は22日、道路運送車両法に基づく「是正命令」を豊田自動織機に出した。立入検査を通じ、産業機械用の現行エンジン全5機種と自動車用の現行エンジン3機種で認証不正の事実を確認した。抜本的な再発防止策を1カ月以内に提出させ、実施状況を四半期ごとに報告することを同社に求める。

 国交省の鶴田浩久物流・自動車局長が同日午前、省内で豊田自動織機の伊藤浩一社長に是正命令書を手渡した。

 鶴田物流・自動車局長は「不正行為は国の型式指定制度の信頼を著しく損ない、日本の製造業への信用を失墜しかねないものであり極めて遺憾。失った信頼を回復するため、会社の体制、体質を抜本的に改正して二度と不正を行うことがないよう再発防止に取り組んでほしい」と述べた。

 伊藤社長は、一連の不正行為や社内体制の不備を謝罪し「会社として法規順守の意識改革と組織体制の再生を行い、今後このようなことが2度と起こらないように全社を挙げて最優先課題として取り組んでいく」と語った。

 是正命令では「豊田自動織機が講ずるべき措置」として①会社全体の業務運営体制の再構築②エンジン・車両開発全体の業務管理手法の改善③不正行為を起こし得ない法規・認証関連業務の実施体制の構築―を求めた。