三菱ふそうトラック・バスは、大型トラック「スーパーグレート」の新型車を発売した。2017年以来のフルモデルチェンジとなる。新型モデルの投入で、中長期目標で掲げる国内シェア25%を目指す。

 「ジャパンモビリティショー2023」で世界初披露した。新型では、2世代前に設定していた総排気量12.8リットルのエンジンを復活させた。空力性能なども高め、2025年の新燃費基準を達成した。スーパーハイルーフ仕様は、空力性能と車内空間の広さを両立させ、大容量収納スペースなどドライバーの使い勝手も高めている。

 価格は代表車型(東京地区、車両総重量25トン、後輪エアサスペンション、フルキャブ、スーパーハイルーフ)で2545万5100円(消費税込み)。

 業界筋がまとめた1~11月の大型トラックの販売台数は前年同期比19.0%増の4万635台。三菱ふそうは同33.1%増の1万207台で、シェアは同2.6ポイント増の25.1%だ。林春樹副社長は「(大型車のシェアは)良いレベルまで上がっている」と語り、新型スーパーグレートでさらにシェアを高める考えを示した。