ロックペイントは、17日開催の臨時株主総会で、上場廃止に向けた株式併合などの議案を可決、承認した。同日から12月12日まで整理銘柄に指定された後、12月13日に上場廃止となる見込み。
国内塗料市場は、人口の減少などを背景に自動車や建築関連の需要が減少傾向にあり、限られた市場の中でシェア確保を目的とした価格競争が一層激化するとみられている。こうした事業環境をふまえ、同社は株式非公開化により、機動的に意思決定できる経営体制の構築が必要と判断。今後、環境負荷を低減させる製品の開発や、最新設備の導入による生産の効率化、海外展開の強化などを進め、中長期的な企業価値向上を図る。