ビッグモーター(和泉伸二社長、東京都多摩市)の自動車保険金の不正請求問題で、金融庁が保険業法に基づき同社の保険代理店登録を取り消す行政処分を出す見通しであることがわかった。早ければ今月中にも決定するとみられる。

同社についての調査はまだ続いているが、同社の従業員が修理で持ち込まれた顧客の車を故意に傷つけるなど、修理代金を不正に水増していたことが広範囲で行われており、保険代理店として極めて悪質と判断している模様。

すでに国土交通省が10月、道路運送車両法に基づいて34店舗について事業停止などの行政処分を出している。