いすゞ自動車とホンダは17日、共同研究を進める燃料電池(FC)大型トラック「ギガフューエルセル」を「ジャパンモビリティショー2023」で初めて一般公開すると発表した。

 ホンダが開発したFCスタックを、いすゞの大型トラック「ギガ」の低床4軸8×4仕様車(前2軸/後2軸)に搭載した。両社は2020年からFC大型トラックの共同研究を進めており、23年度内に実証を始め、27年をめどに市場投入する計画だ。

 出力103㌔㍗のFCスタックを4基を搭載する。車載モーターの定格出力は320㌔㍗。航続距離は800㌔㍍以上(いすゞ評価値)という。災害時などでも活用できる外部給電機能も持つ。

 車両はいすゞグループのブースに展示する。