日産自動車は17日、「ジャパンモビリティショー2023」に出展するミニバンタイプの電気自動車(EV)のコンセプトモデル「ニッサンハイパーツアラー」を発表した。重たいミニバンで航続距離を稼ぐために全固体電池を採用するとともに、完全自動運転技術の搭載を想定して開発したという。

 同ショーに出展するEVコンセプカーシリーズの第3弾となる。これまで発表した都市型SUVタイプや本格SUVタイプは会場でデジタルモデルを出展するが、今回のミニバンタイプは実車を公開する。全固体電池や完全自動運転技術のほか、ヘッドレストに搭載したセンサーで感知した生体情報を人工知能(AI)で解析し、空調や照明を自動調整する機能も持つ。