比亜迪汽車(BYD)は4日、ブラジル北東部に位置するバイーア州に3工場を新設すると発表した。2024年下期に稼働する予定で、投資額は30億レアル(約893億円)。
新工場では電気自動車(EV)などを生産する。まずは年間15万台を生産し、将来的には2倍の同30万台にまで引き上げる。
新設する3工場で、5千人以上の雇用創出を見込む。EVのほか、電気バスやトラック用シャシーを生産し、車載電池用いるリン酸鉄リチウムやリン酸鉄の処理も行う。
同社米国部門のステラ・リー最高経営責任者(CEO)は「人々の生活の質を向上させるために重要なエレクトロモビリティの導入や(普及を)加速できる」とコメントした。
BYDとして、EVの海外生産拠点はタイに続き2拠点目となる。タイ工場は24年に操業を開始する予定だ。