三菱ケミカルグループと三井化学は、共同物流を開始したと発表した。2022年度内から段階的に取り組む。両社の輸送ネットワークを活用することで、ドライバーや船員の高齢化、人手不足などに対応する。

 年度内に、両社の事業所や工場がある中京エリアで出荷製品を集約し、同エリア内と他エリアへの輸送を共同化する。また、中小口貨物では、西日本から関東エリアは三菱ケミカル、東北エリアは三井化学の輸送ネットワークを活用する。

 内航船では、ケミカルタンカーの積み合わせなどを行い、積載率向上とBCP(事業継続計画)確立を狙う。