欧州自動車工業会がまとめた11月の新車販売台数(主要18カ国、乗用車)は、前年同月比18.7%増の92万1237台だった。4カ月連続で増加しており、半導体不足による生産制約は緩和傾向にある。ただ、2019年11月と比べると約17万台少ない水準だ。

 販売台数が多い主要国別では、ドイツが26万512台(前年同月比31.4%増)、英国が14万2889台(同23.5%増)、フランスが13万3960台(同9.8%増)、イタリアが11万9853台(同14.7%増)、スペインが7万3221台(同10.3%増)。いずれも大幅に増加した。

 メーカー別では、首位のフォルクスワーゲン(VW)グループが22万6005台(同36.2%増)となり、販売シェアは24.5%(同3.1ポイント増)に上昇した。日本のメーカーでは、トヨタ自動車が6万780台(同37.6%増)、日産自動車が2万1065台(同22.3%増)、マツダが1万618台(同20.1%増)、ホンダが4458台(同15.6%増)、三菱自動車が3752台(同32.9%減)だった。