欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した主要18カ国の新車販売台数(乗用車)は82万1686台(前年同月比14・7%増)で、3カ月連続で増加した。

 国別では、首位のドイツが20万8642台(同16・8%増)だった。続く英国が13万4344台(同26・4%増)、フランスが12万4981台(同5・5%増)、イタリアが11万5827台(同14・6%増)で、上位の国ではフランスを除き2桁増だった。

 メーカー別の首位はフォルクスワーゲン(VW)グループで20万4808台(同37・8%増)。市場シェアは前年同月よりも4・2㌽増えた24・9%だった。ステランティスは15万5416台(同0・1%減)、メルセデス・ベンツは4万7008台(同3・5%減)だった。一方、日本メーカーでは、トヨタ自動車が5万7418台(同49・0%増)だった。日産自動車とマツダ、ホンダも前年を上回った。

 1~10月の累計販売台数は824万1124台(前年同期比8・1%減)。足元では販売が回復しつつあるが、累計ではなお前年実績を下回る。