2年先までの納期の〝見える化〟を目指す

トヨタ自動車が新たな受発注システムを導入する直接的な理由は、新車の正確な納期を伝えられないことによる顧客満足(CS)の低下がある。「J―SLIM(スリム)」の導入により、最長2年先までの納期を顧客に伝えることができるようになるが、一方で長納期化は月を追うごとに深刻化している。納期の把握とともに、受発注データを生産計画にどう生かすかや、販売政策面で…