日本製鉄は3日、名古屋製鉄所第3高炉の稼働を延期すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻や中国の主要都市におけるロックダウンの影響を受け、国内外のサプライチェーンが混乱、足元の鉄鋼需要が減少しているため。

 同社は2022年1~6月にかけて名古屋製鉄所第3高炉を改修し、最適な稼働時期を検討してきた。鉄鋼需要の回復が想定より遅れると判断、立ち上げ延期を決めた。