自動車技術総合機構　交通安全環境研究所　（一社）日本交通科学学会　理事

自転車乗員検知型衝突被害軽減装置には、車に搭載されたカメラやレーダ、レーザ等のセンサで前方の自転車乗員を検知し、衝突の危険がある場合は車の速度を低減させる機能があり、自転車乗員死傷事故低減において有効な対策技術の一つと考えられる。こうした装置を開発するには、自転車乗員に衝突する際の車の速度と自転車乗員の死亡率との関係を明確にした上で、装置の速度低…