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 高速道路各社は9日、ゴールデンウイーク期間(4月28日~5月8日)の利用状況(速報)を発表した。全国の主な高速道路の1日当たりの平均交通量は、前年同期比35・6%増の3万9200台だった。10㌔㍍以上の渋滞回数は294回と前年の3・2倍に増えた。3年ぶりに緊急事態宣言などの行動制限がない大型連休となり、各地で人出が大幅に増えた。ただ、コロナ禍前の2019年と比べると平均交通量は22・5%減となった。

 1日当たりの最大交通量は、前年同期比66・0%増の5万3300台だった。10㌔㍍以上の渋滞回数は前年から大きく増えたが、コロナ禍前の19年は557回とほぼ倍だった。渋滞のピークは、下り線が5月3日、上り線が5月4日だった。

 渋滞延長のワースト1位は、5月3日午前10時25分頃の関越自動車道下り線嵐山パーキングエリア(PA)付近の51・9㌔㍍だった。交通集中と事故が渋滞の原因だった。