入省当時の職場への着任だが、広い陸運部長室での執務を「慣れへんなぁ」と苦笑する。部署間の連携や部下のメンタルケアに苦心してきた潤滑油のような存在。次は地元、兵庫のために手腕をふるう意気込みだ。学生時代は船舶通信士に憧れて徳島高等職業訓練校に進学し、実務の訓練に明け暮れた。外国航路の船舶は税率の低い他国に船籍を置いて人員を調達するため、日本人の需要…