ブリヂストンは26日、グループ会社のブリヂストン化成品で生産する高機能化成品の製造拠点を集約すると発表した。御殿場工場(静岡県御殿場市)と岐阜製造課(岐阜県安八町)、四国製造課(香川県三木町)を閉鎖し、現状の9カ所から6カ所にする。集約により高機能化成品事業の体質強化を図る。
工場の規模や拠点ごとの採算などから3拠点の閉鎖を決めた。四国製造課は2022年7~9月、岐阜製造課は23年1~3月、御殿場工場は23年4~6月をめどに閉鎖する。閉鎖後は、戸塚工場(横浜市戸塚区)、北関東工場(埼玉県本庄市)、小牧工場(愛知県小牧市)、三重工場(三重県伊賀市)、吉田工場(広島県安芸高田市)、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)の6拠点体制とする。
御殿場工場には44人、岐阜製造課には23人、四国製造課には16人が勤務する。今後、ブリヂストン化成品の他拠点などでの配置転換を検討する。
同社は高機能化成品のウレタンフォームを手がけており、自動車では内装材や緩衝材に使用されている。ほかにもキッチン用スポンジ、マットレスなどクッション性や耐水性が求められる製品に使われている。