オートバックスセブンは15日、整備事業者などに向けたカー用品の卸売りを開始すると発表した。まずはタイヤやオイル、バッテリーなどの品目で専用商品を用意し、2022年1月からテスト展開する。販路開拓の一環で取り組むもので、将来的には整備業界との間で商品売買にとどまらない相互協力や情報共有の仕組みを模索していく考え。
メンテナンス用品を中心に取り扱いを始め、品目は今後拡充する方針。「スケールメリットを生かして価格や納期の面で訴求していく」(広報担当者)。整備事業者にとっては、タイヤやバッテリーなどを同社から低価格で安定調達できることから、品質向上や収益性の改善を期待できる。
同社はこれまで、BtoB事業として、官公庁などへの法人販売やホームセンター、異業種小売店への卸売り事業の取り組みを拡大してきた。