パナソニックオートモーティブ社は、フロントガラスに映像を投影する「HUD(ヘッドアップディスプレー)」が、トヨタ自動車の新型「アクア」に採用されたと発表した。同製品がトヨタに採用されたのは「ヤリス」「ヤリスクロス」に続く3車種目となる。

 同製品は車速やナビゲーションなどさまざまな情報をフロントガラスに表示するシステム。デジタルカメラ開発で培ったレンズ設計や成形技術を応用したフル自由曲面ミラーの採用や、HUD表示を車両のウインドーシールド形状に最適化することで、本体の小型化と低歪、鮮明な画像を実現した。また、液晶ディスプレーの照明技術を応用したバックライト設計を採用。直射日光下やサングラス越しなど表示が見えにくくなる状況でも鮮明な映像をドライバーに提供する。

 製造拠点は福島県の白河工場。