ソフトウエアやデータを軸に新車開発の手法が変わりつつある。開発の効率化や仕向け地ごとのつくり分け、低炭素化などの社会課題の解決につながる一方、開発体制の見直しやソフトウエア人材確保などの取り組みも欠かせない。一方で「競争と協調」もカギとなりそうだ。自動車の電子制御化は1970年代の米マスキー法をきっかけに始まった。排ガスを減らすには燃料噴射や点火…