中国に進出する日系6社の2020年中国新車販売台数は、前年比1・6%増の519万8459台だった。トヨタ自動車とホンダが過去最高実績を更新するなど、新型コロナウイルスによる影響の収束が他市場に比べて早かったことから力強い回復を示した。また、12月単月では6社合計が前年同月比17・2%増と、好調が続いている。

 トヨタの20年中国販売は、「レビン」「アバロン」「RAV4」「ワイルドランダー」など、昨年から今年にかけて商品強化に取り組んだことから、前年比10・9%増と日系メーカーで唯一2桁増となった。新型車効果に加え、コロナ禍でもオンラインでの営業活動に取り組んだことや、各地方都市で開催されたモーターショーが営業活動を後押しし、販売台数を押し上げた。

 ホンダも、ハイブリッド車(HV)の拡充や車載通信機能「ホンダコネクト」の進化といった商品力の強化が奏功し、2年連続で過去最高を更新した。

 一方で日産自動車、マツダ、スバル、三菱自動車の4社はマイナスとなり、明暗が分かれた。日産は商用車がプラスとなって回復基調を示すものの、乗用車が苦戦し、全体では前年実績に届かなかった。

 12月単月では6社中、マツダと三菱自を除く4社がプラスとなった。トヨタとホンダが2桁増となり、ホンダは単月として6カ月連続で過去最高を記録した。

 中国市場における新型コロナの影響は2月を底に4月にはプラスに転じ、その後も回復ペースが続いている。中国汽車工業協会によると、20年の中国販売台数は前年比1・9%減の2527万2千台、そのうち乗用車は同6・1%減、商用車は同18・0%増とみている。