ダイハツ号

 ダイハツ工業は1日、国内生産台数が3千万台を突破したと発表した。三輪自動車「ダイハツ号」の生産を開始した1931年以来、約89年間での実績となる。

 ダイハツは内燃機関の国産化を目的に1907年に発動機製造として産学協同で設立。60年に初の軽四輪「ハイゼット」、77年に小型乗用車「シャレード」、80年に軽乗用車「ミラ」など軽から小型車でラインアップし、生産台数を伸ばしてきた。

 直近では、クルマづくりの新しい手法「DNGA」を採用した新型車の投入やトヨタ自動車向けのOEM(相手先ブランドによる生産)を増やし、生産拡大を加速している。現在の国内完成車工場は、滋賀(竜王)工場、京都工場、本社(池田)工場、ダイハツ九州大分工場の4拠点。