「2009年版通商白書」では、金融危機によって厳しい状況に陥った世界経済の現状と課題を踏まえ、日本が取るべきグローバル経済戦略と対外経済政策の道筋などについても示している。日本は、02年から07年にかけて、円安基調の下で戦後最長となる景気回復の過程を輸出が主導してきた。最近の景気拡大期の中では民間消費や住宅投資などは伸び悩んできたが、外需が景気回…