ポルシェジャパン(ミヒャエル・キルシュ社長、東京都港区)は2日、限定車「911タルガ4S ヘリテージエディション」を発表し、同日から予約受付を開始した。

 オープンタイプの「911タルガ4S」をベースに、モータースポーツで活躍した1950年代から60年代初頭の意匠を再現した。外装は専用色チェリーメタリックをはじめとする4色のボディーカラーに、63年当時のエンブレムやゴールドのロゴ、専用バッジを組み合わせた。車両側方にはモータースポーツのゼッケンを彷彿とさせる番号表示を施した。番号は任意で選ぶことができる。内装は黒または赤とベージュのレザーを組み合わせたツートーンカラーとしたほか、シートやドア内側には50年代の流行を踏襲したコーデュロイ素材を採用した。

 パワートレインはベース車と同様、最高出力331㌔㍗(450馬力)の水平対向ツインターボエンジンに8速ATを組み合わせた。右ハンドル車と左ハンドル車を用意し、価格は2616万円(消費税込み)。社内コードネームと同じ992台限定で生産する。限定車の意匠を採用したオーナー専用腕時計も限定販売する。