環境に負荷を与える人間の活動は依然として拡大しており、地球温暖化の進行、資源消費の増加、生物多様性の劣化などが進んでいる。こうした状況で、地球と人類の未来を決める国際交渉の論点や、国際交渉で日本の果たす役割が重要となっている。2008年に開催された北海道洞爺湖サミットでは、気候変動問題について、50年までに世界全体の温室効果ガス排出量を少なくとも…