「100馬力で36時間運転でき、重さは225キログラム以内」―1925年に豊田佐吉が描いた未来の蓄電池は、飛行機を飛ばせるほどの高い性能を持つ。約80年後の今日、トヨタ自動車の電池研究部が“佐吉電池”の実現に向けて動き出した。二酸化炭素(CO2)削減と新産業創出の一石二鳥を目指せ―世界中で高性能蓄電池の開発に資金が投じられ始めた。米エネルギー省は…