原油価格の高騰は、消費国での物価上昇や家計圧迫、企業収益の悪化、投資減退などの影響をもたらした。民衆の暴動など問題が発生した国や補助金などの財政出動を実施した国も見られる。一方、原油価格の下落でも産油国への所得移転の抑制や物価下落、家計負担の軽減などプラス面は見られたが、世界的な景気後退でマクロ経済が悪化し、これらを実感しにくい状況となっている。…