ホンダが発表した8月の四輪車生産・販売実績によると世界生産台数が前年同月比0.6%減の41万6138台と2カ月ぶりにマイナスとなった。

国内生産は国内販売が好調で同12.9%増の6万5674台と2ケタの伸び率だったほか、中国もアコードやCR-Vが好調で、同13.1%増の11万9263台と単月過去最高となったものの、米国や欧州が低迷した。米国はセダン市場の不振でアコードの販売が低迷していることを受けてメアリズビル工場の1ラインを2シフトから1シフト体制に変更して減産したことなどから同8.2%減の10万2666台だった。インドやタイ、インドネシア、マレーシアも低調だった。

世界販売は日本や米国、中国が順調で同5.0%増の45万6000台と2カ月ぶりに前年を上回った。国内販売はフリード、N-BOXの販売が好調で同20.3%増の5万7000台だった。米国はシビックやCR-Vの販売が伸びて同17.6%増の17万3000台と、単月で過去最高となった。中国はアコード、CR-Vが好調で同5.9%増となったが、インドやマレーシアが低迷し、アジア全体では同4.4%減の17万5000台だった。欧州はディーゼル車の販売低迷や英国が低迷し、同10.8%減の8000台にとどまった。