旧東欧で自動車産業が存在した国が対象である。すなわち、北から「ロシア、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア」

旧ソ連を軸にまとまっていた欧州の旧共産圏、すなわちソ連の衛星国は現在西側自動車メーカーの車両生産基地と部品の供給先となって分業体制が敷かれている。東西の分け目がなくなりEU(欧州連合)全体の傘のもとでの生産体制が確立してきた。その歴史の変遷、今日の姿を自動車博物館にある旧衛星諸国の自動車を並べながら見てみたい。なお西側には乗用車が多くはないが旧東…