スバルが7月30日に発表した2019年上半期(1-6月)の国内生産は、前年同期比11.7%減の28万5907台と、3期連続マイナスとなった。

完成検査の不正から生産スピードを従来より落としているのに加え、1月16~26日に電動パワーステアリング装置の不具合を発見して操業を停止し、その後にも操業条件を変更したことから大幅に落ち込んだ。米国生産はアセントが好調で同16.0%増の20万2850台と好調だった。世界生産は同2.0%減の48万8757台だった。

また、グローバル販売は同0.8%減の51万1273台で前年を下回った。国内販売はイヴォーグやインプレッサが減少し、同9.5%減の6万9330台と低迷した。海外販売では、米国が同5.2%増の33万9525台と10年連続プラスで過去最高。中国も同40.5%増の1万3206台と規模は小さいものの、前年を上回った。

その他地域は不具合発覚による生産停止の影響もあって同20.6%減、カナダが同1.7%減、豪州が同23.5%減と低迷した。

一方、輸出は同12.4%減の22万7488台と3期連続マイナスとなった。